確定拠出年金で社員満足と健康経営を目指す
◆4月度日本経営士会中部支部研究会 第1部
日時:2025年4月19日
会場:タワーラウンジ・カシメ
演題:「確定拠出年金で社員満足と健康経営を目指す」
講師:竹内 みどり 氏 経営士 (株)さくら総合オフィス代

確定拠出年金は、国の優遇された制度を使って、自分で自分の豊かな未来を作っていくための効率的なお金の育て方です。
しかし、国の制度である確定拠出年金は2001年からありますが、そのほとんどが大企業のみで導入されており、中小企業ではなかなか普及がされてきませんでした。近年では、個人型確定拠出年金をiDeCoと呼ぶようになり、企業型確定拠出年金の認知度も少しずつ上がっては来ています。
また、今後の年金の現状については、今後は年金の支給開始年齢の引き上げや、年金受給額の減少も考えられることから、老後資金の自助努力は必須となってきます。
ライフプランニングの視点からも、人生の三大支出から考えても、教育費、住宅費はローンが組めても老後資金はローンを組むことができず、必要な時に困ってしまいます。だから、若いうちからコツコツ積立投資を続けることが肝要であり、その金融教育をしていくことが大切です。
ただ、制度としての確定拠出年金のメリットばかりではなくデメリットもあり、メリットとデメリットの両方を考えてやっていくことが大切だとお伝えしました。さらに、実際に会社に導入した場合、3つの会社様を例にとり、会社としてはどれくらいの効果があり、個人としてはどれくらいの効果があるのか、具体例と金額を示してご説明をさせていただきました。
まとめとして、老後のお金はまだまだ自分事にとらえられていない方が多いです。会社で企業型の確定拠出年金を導入することで、個人がお金の作り方にはルールがあること。そしてそれを実践していくことで、お金を貯めることができるのだということを知っていただきたいです。
皆さんが幸せな老後の生活を送っていただくために、今後とも頑張っていきます。
記:竹内みどり