環境経営士フォローアップ講座
日時 : 2025年7月12日 会場 : タワーラウンジ・カシメ(名古屋TV塔)
基調講演
演題 : 「愛知万博から20年、環境メディアの表裏」
講師 : 関口 威人 氏 ジャーナリスト / オルタナ編集委員

愛知万博(愛・地球博)から今年で20年。新聞記者、環境情報紙編集長として、環境問題の現場を取材し続けたジャーナリストの視点から、環境問題の表裏、メディアと環境の今後を展望していただきました。映像もテキストも同じ土俵(プラットフォーム)となり、オウンドメディアが存在感を増している。地方の「ニュース砂漠化」は深刻。地球環境は、気候変動をはじめティピングポイントを越え、後戻りできない。環境の取組みは、専門分化が進み、信頼できるオウンドメディアの構築とメディアリテラシーが今後の課題との講演内容でした。
フォローアップ講座 第1部
演題: 「行政経験から見るSDGs実践」
講師: 藤井 和喜 氏 環境経営士

行政面からのSDGsの取り組みについて、公害・コロナ禍など公衆衛生(Well-being)からの視点でのお話です。被害対策と経済政策を両立させることが行政の使命ですが、科学的根拠不足から社会的差別が発生することで、公共の福祉を実現すること、つまり「誰一人取り残さない」ことがいかに難しいかを実感しています。対応として、科学的根拠に基づいて判断し、対立する政策を両立させ、社会、環境、経済面で健全な状態を守ることがSDGsの実践であり、公共の福祉を実現することにつながります。また、将来のあるべき姿として、地域循環、共生社会の実現、「ローカルSDGs愛知の地域循環共生圏」の実現が必要です。2026年にはアジア競技大会が愛知県で開催されます。スポーツ交流を通じて、Well-Being、ダイバーシティー、パートナーシップがこの地に浸透することを願っています。
フォローアップ講座 第2部
演題: 「産業廃棄物の現場から見た現状と課題」
講師: 石川 隆幸 氏 経営士 / 環境経営士

廃棄物について、産業廃棄物・一般廃棄物の種類の確認をしました。そして、廃棄物処理に関連する法律について具体例を挙げて説明しました。次に、日本を取り巻く海洋漂着ゴミ問題について、対馬を例に実情の説明をしました。限られた予算、人的対応等の課題もあり、特にリアス式海岸では回収できない場所があります。対馬は東シナ海から日本海に流れ込む海流の入口に位置し、東アジアからの大量のゴミが漂着しており、日本一国の対応だけでは、根本的な解決にはならないことを目の当たりにしました。
現状、廃プラスチック類の減少など、急速な市場の変化が急速に進行していること、また、行政、社会の変化に伴い、持続可能な廃棄物処理と資源循環の強化が打ち出されました。一例としてPFASがあります。マイクロプラスチックなど新たな有害物質に対しても速やかに対応する必要があり、今後は、さらに行政との綿密なコミュニケーションが求められます。
記:今枝健治 江口敬一
◆環境経営士養成講座のお知らせ
2026年2月に環境経営士養成講座開講を名古屋テレビ塔3階タワーラウンジ・カシメにて開講します。

□ベーシックコース 地球環境を知る / 日本の環境問題を知る
2026年2月7日 (土)10:00 ~ 17:00
受講料 15,000円(税込)
□アドバンストコース 環境と経営を学ぶ / SDGs・CSRの取組み / 環境関連法令の基礎知識 / 環境マネジメント
2026年2月14・15日(土・日)10:00 ~ 17:00
受講料 30,000円(税込)
主催 一般社団法人日本経営士会中部支部