環境研究会「SDG Compassを読み解く」

開催日:2022年3月27日(日)13:30~15:00

開催方式:ZOOMオンライン   担当者:今枝健治  参加者:5名

先ず、国際連合の目的および歴史を簡単に振り返り、コフィ・アナン元国連事務総長が関与し、その後のSDGsに繋がった、10の原則が定められた国連グローバルコンパクト、8つの目標が立てられたミレニアム開発目標(MDGs)、ESG投資を求める国連投資原則(PRI)について内容を確認いたしました。

SDG Compass概要として、「SDGsはなぜ企業にとって重要か」、「SDG Compassとは何か」を説明。そして、その行動指針については、下記5ステップを適用できることを示された。

1)SDGsを理解する。2)優先課題を決定する。3)目標を設定する。4)経営へ統合する。5)報告とコミュニケーションを行う。

そして、各中小企業において運用する際には、必要に応じてこの指針を変更し、使用すればよく、各企業の身の丈にあった弾力的な運用を行うことが大切であることをお伝え戴きました。

更に、CSR「社会的責任」の基礎として企業は何のために、誰のためにあるのかを、考えるべく、企業の社会的責任の概念とそのCSRに辿り着くまでの流れを、日本国内で発生した公害問題や世界の労働問題から、ISO26000における7つの原則7つの主題の重要性を説いていただきました。

また、ESGの概念、ESG投資について、某企業の報告書が参考になり、SDGsにおいて大切なことは、現在行われている事業内容と各項目の紐づけであり、某会社のこども環境レポートもSDGsに役立つことが理解できました。