コンサルティング研究会「プロコンとダメコン何が違う!? 社長はコンサルタントのどこを見ているか」

・開催日時:2021年11月7日15:00~16:30

・開催場所:ZOOMオンライン(参加者7名)

・テーマ:「プロコンとダメコン何が違う!?社長はコンサルタントのどこを見ているか」

・講師:江口敬一

30年以上、中小企業の経営者として、20人以上のコンサルタントに関わった経験から、社長目線でコンサルタントの見分け方、経営者が求めるコンサルタント像について話をさせていただいた。

プロコンとは、社長に寄り添い共に成果を叩き出すコンサルタントであり、ダメコンとは、顧問料と時間を無駄に費やすコンサルタントである。多くの場合、最初の打合せで、プロコンは「〇〇社長」、ダメコンは「御社」と主語が分かれる。顧客の主語が固有名詞か否かは、誰のためのコンサルかというマインド、問題の本質、核心を探り、特定するスキルを推測する目安となる。プロコンは、固有名詞、数値、ファクトで語り、ダメコンは、抽象、情緒、概念で語る。戦略は、社長の頭の中にある。戦略、問題解決策を考え、決め、実行するのは社長である。社長の頭の中から戦略、問題解決策を引出し、具現化するのが経営コンサルタントである。社長とインプット、スループット、アウトプットを繰返す中で、社長が考え、決め、実行するための手法、情報を提供し、成果の出る戦略、解決策を引出し、実行を支えてこそプロのコンサルタントと言えよう。1. 社長の心中にシンクロできる。2. 社長の頭の中を整理整頓できる。3. 社長の良き共同作業者である。この3つが、自身が経営者としてコンサルタントに求めた要件であった。また成果を出すには、コンサルタントの活用法について、経営者に事前に理解してもらう重要性も付け加えておきたい。