研究会報告「人事管理のポイント」
●日時:平成30年9月23日(日) 9時30分~11時30分
●場所:名古屋芸術創造センター 5階
●講師:森川重義
テーマ:人事管理のポイント
- 人事管理の諸領域は、採用→配置→能力の開発→就業条件→人事評価→昇進→報酬→退職
- 人事管理とは「企業目標達成のために必要な人材(労働力)を確保し、効率的な活用を
図る管理活動」と定義できる。 - 中小企業における課題:新卒者採用の場合、採用後のコスト増を補う利益が出ない。
育成ができずに、早期退職する例もある。 - 賃金計算:固定的支給額と変動的支給額における手当各種の確認及び社会保険料控除。
- 人事考課:人事考課を行うには、社内の管理能力を高める必要がある。社長→人事部門→直属上司
- 運用上の問題として、評価基準が人によってバラツキがあるので、平準化する必要がある。評価した後本人にどう伝えるかが重要で、働く意欲が増すようにしないといけない。
- 目標管理制度:能力を評価し、将来の幹部候補生として、半年、1年単位の目標設定とその達成度を評価。
- 人材育成:中小企業は一貫した教育制度はなく、現場のOJTで育成。
- 就業規則の整備:就業規則に記載すべき事項と人事諸規定の体系化を図る。
- 就業管理、福利厚生及び報告業務と諸手続きの説明
- 人事をめぐる今日的課題『雇用の流動化』: 産業の衰退、企業寿命の短縮及び非正規社員の増加による移動
- 働き方改革と人事管理:長時間労働を是正、生産性の向上を図る。
- 労働基準法:改定にあたってのポイントの説明。