支部研究会「実践経営講座」リアル解説

◆支部研究会

演  題 : 「実践経営講座」リアル解説

講  師 : 江口 敬一  経営士 環境経営士

開  催  日 : 2024年12月14日    

開催場所 :タワーラウンジ・カシメ(名古屋TV塔)

 中部支部が発行するメールマガジン「中部支部通信 実践経営講座」を執筆者としてリアルで解説しました。「実践経営講座」の配信は、2021年10月から2025年1月までに54号を数えるまでに至り、そのコンテンツは、財務からマネジメント、マーケティングなど、執筆者の経営者歴30年余りの経験をもとに記述しています。

 経営者がコンサルタントに求めるものは、課題の解決策などではありません。解決策を決めて実行するのは経営者です。求めるものは、経営判断、課題解決策に必要な経営者自身にない考え方や視点、視座です。教科書的な経営理論や生成AIの機械学習的な考え方しか提供できないコンサルタントを、経営者は必要としません。なぜなら、それらは経営者が自分自身で探せば得られるものだからです。すなわち、コンサルタントに求めるものは、経営者自身では得られない、経営課題解決の糸口となるインプットなのです。

 「実践経営講座」では、“雇用と人材育成は企業の責任なのか?”、“論語より韓非子、君主論?”、“SDGsはグリーンウォッシュ?”といった逆説的な視点や、“経営計画が必要な本当の理由”、“企画はここしか見られていない”など、一般論にない視座の提供を記事のコンセプトにしています。また、経営者として、自社の顧問コンサルタントやコンサルタント会社との関わりの中から得た「プロコン」と「ダメコン」の違い、見分け方なども記事にしています。

 リアル解説では「実践経営講座」の記事から、経営者がコンサルタントとのイン・スルー・アウトプットから、新たな考え方や視点を得て課題解決策を見出すまでの文脈や、より良い経営者とコンサルタントの関係構築などについて話をさせていただきました。

 なお、「実践経営講座」のバックナンバーは、当ホームページに掲載されていますので、興味のある方は是非ご一読をお願いします。

(記:江口敬一)