日常の挨拶で会社が変わる
2021/12/28配信
「続・コンサルの現場 No.4」
中小企業において挨拶が仕事に影響するというお話です。
日常の挨拶で会社が変わる
◆ 従業員の挨拶ができていれば会社は活性化する
「おはようございます」「おつかれさまです」「お先に失礼いたします」「行ってきます」「行ってらっしゃい」「只今戻りました」「お帰りなさい」など、挨拶は、社内コミュニュケーションを活性化していきます。
もし、何も挨拶を交わさず出社したり退社したりしたらどうでしょうか。
社内はギクシャクし、相手の気持ちも分からなくなり、仕事が捗らなかったり、ミスも出たり、工夫もでてこないのです。
もっとも仕事の生産性に影響するようなムダ話は良くありませんが、この挨拶をするかしないかにより、会社の雰囲気は全く違ってきます。
更に、皆さんに聞こえるような元気な声で挨拶できれば、より社内の雰囲気は良くなるのです。
◆ 社長や上司から挨拶をする
挨拶は、部下から上司にするものだと思われ方もいるかと思いますが、基本的にはどちらからでもよく自分から積極的にしていくものです。
しかし、どちらかと言えば社長や上司から積極的に部下に挨拶をして行った方が上司と部下の信頼感がでてきます。
反対に部下より上司に挨拶をしたところ、返事がなかったりすると、部下が上司に対する信頼感が喪失してしてしまいます。
これを毎日繰り返していると、もう挨拶はしなくなり(信頼感がますますなくなり)会話すらできなくなってしまうのです。
人間はお互いの信頼関係で成り立つため、仕事が上手く進むかどうかはこの挨拶が欠かせず、社長や上司から積極的に挨拶をするのが肝となります。
◆ 中小企業経営者は、全従業員の氏名をフルネームで呼ぶと効果大
中小企業は組織が小さいので、ほとんどの従業員は経営者(社長)の行動を何かしら見ています。(社長からすれば従業員に見られています。)
よって社長は従業員対して気を配り、すれ違ったり、目があったりしたら何等かの挨拶や労いの言葉をかけ従業員との信頼関係つくっていかねばなりません。
従業員の方では、社長と話(挨拶)ができたとの嬉しさや優越感がでるのです。
特に日頃、パートタイマーなど、社長と接触する機会が少ない場合はよりその効果がでてきます。
更に、ある会社の社長は全従業員のフルネームが頭に入っており、「伊藤かづえさん」「近藤康之さん」などとフルネームで呼んでおり、従業員は社長に自分の名前を知ってもらっているとの信頼や優越感ができているのです。
これにより従業員は頑張ろうという意欲に結び付き、会社が活性化しています。
◆ まとめ
- 挨拶は会社の活性化につながる
- 挨拶は社長や上司からすすんで実行する
- 社長は従業員の氏名をフルネームで呼ぶとより会社は活性化する
編集後記
会社を明るく活性化しようと思えば「挨拶」をお互いに毎日根気よくしていけば良くなっていくのですが、これが分かっていても結構できにくいものです。
経営者がその気になるのが重要ですが「挨拶運動」を経営計画に取りれてきっかけになればと思います。
(文責:経営士 三品富義)