企業経営は経営者の行動にあり
2022/3/1配信
「続・コンサルの現場 No.8」
中小企業の経営者についてのお話です。
企業経営は経営者の行動にあり
◆ 経営者は指揮者
企業は組織を有し、それぞれ分業しているが、経営者はそのトップであり頭です。
その分業している従業員は、経営者の手足となります。
その手足がばらばらに動いていては前に進めませんし、目標にも到達しないのです。
その手足を動かしている頭(つまり経営者)が指揮をとり、指示や目標を的確に出していかねばならないのです。
◆ 経営者の言動や行動が重要
それなのに、ある経営者が従業員に今後「○○」をして行くと宣言したところ、しばらくすると従業員から、先日の経営者「○○」の実行が全くみられず、あれは何だったのかと疑問がでる。
また、経営者が会社を不在がちで、現場を見に来ない。
従業員が社長と会う機会が少ない。
そうすると、従業員は、日常の仕事をこなしていても経営者に疑念をいだくようになります。
◆ 経営はモチベーションアップを図る
企業経営は、経営者と従業員の双方の信頼関係があってこそ目標が達成されるのであり、その為には、経営者が従業員と話ができる時間をもつべきなのです。
そして、今までの縦割り組織に捕らわれず、末端の従業員とも経営者と何でも言い合える風土が必要となります。
末端の従業員は、経営者と話ができたことに、一挙に経営者との信頼関係ができると共にその従業員の仕事モチベーションがアップになっていくのです。
これを、それぞれの従業員にコツコツと経営者が実行していくと、企業全体の仕事モチベーションがアップしていきます。
◆ 企業は経営者で決まる
従業員が頼りない、仕事ができない、良い人材がいないと嘆く経営者がいらしゃいますが、ほとんどは経営者が従業員に対し信頼関係をつくってきていないのが原因かと思います。
ほとんどの従業員は働く意欲もあり、意見や考えをもっており、それを活かすのが経営者の役目なのです。
編集後記
北京オリンピックが終了しました。
特に今回はアイスホッケー、スキージャンプ、カーリングなどチームワークの活躍が目立ちました。
企業もやはりチームワークであり、いかに達成するかは経営者の行動が大切なこに改めて感じました。
(文責:経営士 三品富義)